英検®二次試験の合格点は?級別の基準や評価ポイントを解説

英検®の二次試験を控えて、「面接は何点取れば合格できる?」「何割くらい取ればいいの?」「どのような基準で採点される?」と気になっていませんか?
この記事では、英検®二次試験の級別の合格点や満点、採点基準、音読・Q&A・アティチュードの3つのポイントについてわかりやすく解説します。
英検®二次試験の合格点は?各級の合格基準スコア一覧
英検®二次試験の合否は、「英検®CSEスコア」によって判定されます。
英検®CSEスコアとは、英語力を共通の尺度で示すための指標です。二次試験では、スピーキングのCSEスコアが、受験する級の合格基準に達しているかどうかで合否が決まります。
英検®3級〜1級の合格点と満点
日本英語検定協会が公表している、各級の二次試験の合格基準スコアと満点は次のとおりです。
| 級 | 合格基準スコア | 満点 |
|---|---|---|
| 3級 | 353点 | 550点 |
| 準2級 | 406点 | 600点 |
| 準2級プラス | 427点 | 625点 |
| 2級 | 460点 | 650点 |
| 準1級 | 512点 | 750点 |
| 1級 | 602点 | 850点 |
出典:日本英語検定協会「英検®CSEスコアとは」「英検®CSEスコアでの合否判定方法について」
例えば、英検®3級では353点以上、2級では460点以上のCSEスコアを取得すると、二次試験に合格できます。
公益財団法人 日本英語検定協会のウェブサイトによると、各級の合格基準スコアは固定されており、試験の回によって変わることはありません。
ただし、CSEスコアは問題ごとの得点を単純に合計したものではないため、合格基準スコアをそのまま正答数や正答率に置き換えることはできません。
英検®二次試験は何割取れば合格できる?
英検®二次試験では、「何割取れば必ず合格できる」という明確な正答率の基準は公表されていません。
英検®CSEスコアは、受験者の解答結果をもとに統計的な手法で算出されます。そのため、同じ素点であっても、試験の回によってCSEスコアが異なる場合があります。
例えば、英検®2級の合格基準は650点満点中460点ですが、これは面接問題で約7割の得点を取れば必ず合格できるという意味ではありません。
合格点だけを意識するのではなく、各問題で求められている内容を理解し、適切に回答することが大切です。
英検®二次試験の配点・採点基準は?
英検®二次試験では、英文の音読や質問への回答などを通じて、スピーキング力が評価されます。
例えば、3級から2級までの面接では、音読・文章やイラストに関する質問・自分の意見を述べる問題などが出題されます。
採点では、応答内容、発音、語彙、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする姿勢などが評価観点に含まれています。
音読・Q&A・アティチュードの配点は何点?
公益財団法人 日本英語検定協会のウェブサイトでは、各級の主な出題形式や評価観点が公開されています。
一方で、音読や個々の質問、アティチュードについて、CSEスコアに換算できる詳細な配点表は公表されていません。
そのため、「音読で何点取れば合格できる」「Q&Aで何問答えれば合格できる」といった正確な点数の目安を示すことはできません。
二次試験では、特定の問題だけに集中するのではなく、音読や質疑応答などをバランスよく練習することが重要です。
英検®二次試験で意識したい3つの評価ポイント
英検®の二次試験では、回答内容や発音、語彙、文法、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢などが評価されます。
特に3級から2級までの面接対策で意識したいのが、音読・Q&A(質疑応答)・アティチュードの3つです。
なお、評価観点や出題形式は級によって異なります。準1級ではナレーション、1級ではスピーチが中心となるため、それぞれの試験形式に合わせた対策が必要です。
① 音読|発音と自然な読み方を意識する
3級から2級までの二次試験では、問題カードに書かれた英文を音読する問題が出題されます。
音読では、英文を自然に、相手に伝わる形で読むことが大切です。完璧な発音を目指すだけでなく、面接官に聞こえる声で、途中で何度も止まらずに読むことを意識しましょう。
練習では、次のポイントを確認するのがおすすめです。
| ポイント | 意識すること |
|---|---|
| 発音 | 単語を相手に伝わる発音で読めているか |
| 意味の区切り | 意味のまとまりごとに自然に区切れているか |
| 流暢さ | 何度も止まらず、自然なスピードで読めているか |
| 声の明瞭さ | 面接官に聞こえる声ではっきり読めているか |
| イントネーション | 英文に合った自然な抑揚をつけられているか |
例えば、次の英文を見てみましょう。
Many students / use computers / at school.
(多くの生徒が/コンピューターを使います/学校で)
このように、意味のまとまりを意識すると、自然なリズムで読みやすくなります。
英語を速く読む必要はありません。発音や区切り方に注意しながら、落ち着いて読むことを心がけましょう。
② Q&A|質問の意図に合った回答をする
Q&Aでは、面接官の質問を正しく理解し、自分の考えを英語で伝えることが大切です。
長く話すことよりも、質問に合った内容をわかりやすく答えることを意識しましょう。
練習では、次のようなポイントを確認してみてください。
| ポイント | 意識すること |
|---|---|
| 質問の理解 | 質問の意図を正しく理解する |
| 内容の適切さ | 質問に合った内容で答える |
| 情報量 | 必要に応じて理由や説明を加える |
| 文法・語彙 | 適切な文法や単語を使って答える |
| 論理性 | 自分の意見と理由を筋道立てて伝える |
| 発音・明瞭さ | 相手に伝わるようにはっきりと話す |
例えば、Whyで始まる質問には理由を、Whatで始まる質問には具体的な内容を答える必要があります。
また、自分の意見を尋ねられた場合は、結論だけでなく、理由や具体例を付け加えることが重要です。
質問:Do you think learning English is important?
(英語を学ぶことは大切だと思いますか?)
回答:Yes, I do. I think learning English is important because we can communicate with people from other countries.
(はい、そう思います。外国の人々とコミュニケーションが取れるので、英語を学ぶことは大切だと思います。)
難しい単語や表現を無理に使うよりも、質問に合った内容を、自分の知っている英語で伝えることを意識しましょう。
③ アティチュード|積極的にコミュニケーションを取る
アティチュードとは、英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度のことです。
英検®では、3級から準1級の評価観点に、積極的にコミュニケーションを図ろうとする姿勢が含まれています。
英語が完璧でなくても、黙り込まず、相手に伝えようとすることが大切です。
面接中は、次のような点を意識しましょう。
- 聞き取りやすい声で、はっきりと話す
- 面接官の質問を最後までしっかり聞く
- 挨拶や返事、カードの受け渡しを自然に行う
- 質問が聞き取れないときは英語で聞き返す
- 答えに詰まっても、最後まで伝えようとする
質問が聞き取れなかった場合は、黙り込まず、次のような表現で聞き返しましょう。
- Pardon?(もう一度お願いします)
- Could you say that again, please?(もう一度言っていただけますか?)
- Could you repeat the question?(質問を繰り返していただけますか?)
公益財団法人 日本英語検定協会のウェブサイトでは、質問が聞き取れなかった場合など、自然な流れで英語で聞き返すことは減点対象にならないと説明されています。
ただし、不自然な聞き返しや、何度も繰り返す聞き返しには注意が必要です。
アティチュードで大切なのは、笑顔やアイコンタクトだけではなく、英語を使って相手とやり取りしようとする姿勢です。
文法や発音の間違いを恐れすぎず、落ち着いて質問に答えましょう。
※上記のチェック表や対策ポイントは、公益財団法人 日本英語検定協会による詳細な配点表ではなく、同協会が示している評価観点を参考に学習用として整理したものです。
準1級・1級では採点基準や評価ポイントが異なる?
英検®の二次試験では、受験する級によって出題形式や評価観点が異なります。
特に準1級と1級では音読問題が出題されないため、ナレーションやスピーチを中心とした対策が必要です。
準1級はナレーションと質疑応答が中心
準1級では、4コマのイラストを使った2分間のナレーションが出題されます。
その後、イラストや社会的な話題についての質問に答えます。
公益財団法人 日本英語検定協会のウェブサイトでは、ナレーションや応答の内容、発音、語彙、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする姿勢などが評価観点として示されています。
そのため、出来事を順序立てて説明する力や、自分の考えを論理的に伝える力を身につけることが重要です。
1級はスピーチと質疑応答が中心
1級では、5つのトピックから1つを選び、2分間のスピーチを行います。
その後、スピーチの内容やトピックに関連した質問に答えます。
公益財団法人 日本英語検定協会のウェブサイトでは、スピーチや応答の内容、語彙、文法、発音の正確さなどが評価観点として示されています。
1級では、3級から準1級と同じ形でアティチュードが評価観点として明示されているわけではありません。
社会性の高いテーマについて、自分の意見や根拠を明確に説明し、質問にも対応できるように練習しましょう。
英検®二次試験の合格に向けた対策方法
英検®二次試験の合格を目指すには、評価ポイントを理解するだけでなく、実際の面接を想定した練習を重ねることが大切です。
ここでは、効果的な対策方法を3つ紹介します。
① 公益財団法人 日本英語検定協会のサンプル問題で出題形式を確認する
まずは、公益財団法人 日本英語検定協会のウェブサイトのサンプル問題を使って、受験する級の出題形式を確認しましょう。
音読やイラスト描写、意見を述べる問題などに挑戦することで、自分の苦手分野を把握できます。
また、公益財団法人 日本英語検定協会のウェブサイトの「英検®バーチャル二次試験」では、入室から退室までの流れをアニメーションで確認できます。
② 実際に英語を声に出して練習する
英検®二次試験では、英文を理解するだけでなく、その場で英語を話す力が求められます。
そのため、音読や質問への回答を、実際に声に出して練習しましょう。
例えば、音読では発音やスピードを確認し、Q&Aでは質問を聞いてから答える練習が効果的です。
自宅での練習時に自分の声を録音し、聞き返すことで、改善点を見つけることもできます。
③ 模擬面接で自分の弱点を把握する
本番に近い環境で模擬面接を行うことも、効果的な対策の一つです。
模擬面接では、質問を正しく理解できているか、理由を付けて答えられているか、聞き取りやすい声で話せているかなどを確認しましょう。
学校や塾の先生に練習を見てもらうほか、AIを活用した面接練習サービスを利用する方法もあります。
大切なのは、練習を繰り返すだけでなく、自分の苦手な部分を把握し、改善していくことです。
まとめ|英検®二次試験は合格点と評価ポイントを理解して対策しよう
この記事では、英検®二次試験の各級の合格基準スコアや満点、採点の仕組み、意識したい3つの評価ポイントについて解説しました。
英検®二次試験の合否は、級ごとに設定された英検®CSEスコアによって判定されます。
合格を目指すには、音読・Q&A・アティチュードなどの評価ポイントを理解し、自分が受験する級に合った練習を重ねることが大切です。
また、面接対策では、自分の苦手な部分を把握し、改善していくことも重要です。
独学での練習に不安がある場合は、AI面接模試「LANGX for 英検®」のようなサービスを活用する方法もあります。AI面接官との模擬面接や設問ごとのフィードバックを通じて、改善点を確認しながら対策を進められます。
英検®3級・準2級・2級を受験する方は、こうした学習方法も参考にしながら、自分に合った準備を進めてみてください。
評価ポイントを意識して練習を重ね、自信を持って二次試験に臨みましょう。