【最新版】英検®二次試験の対策は何から始める?面接の流れ・おすすめの勉強法・よくある失敗までくわしく解説!

この記事では、英検®二次試験について英検®を初めて受験する方にもわかりやすく解説します。
英検®二次試験の基本情報から、効果的な面接対策、よくある失敗とその対処法まで詳しく紹介するので、ぜひ面接準備に役立ててください。
1. 英検®二次試験の基本的な情報
二次試験についての概要
英検®二次試験は、一次試験に合格した受験者が受ける、英語での面接形式のスピーキングテストです。
3級から1級まで実施され、面接官とのやり取りを通じて、英語を使ってコミュニケーションする力が評価されます。
試験では、英文の音読やイラストの描写、質問への回答などを行います。ただし、準1級ではナレーション、1級ではスピーチが中心となるなど、級によって出題形式は異なります。
各級の面接時間・出題内容・合格基準
各級の面接時間、主な出題内容、合格基準となる英検®CSEスコアをまとめました。
| 級 | 主な出題内容 | 面接時間 | 合格基準 |
|---|---|---|---|
| 3級 | 音読(約30語)/文章に関する質問/イラスト描写(2問)/日常生活に関する質問(2問) | 約5分 | 353 |
| 準2級 | 音読(約50語)/文章に関する質問/人物の行動描写・状況説明/自分の意見に関する質問 | 約6分 | 406 |
| 準2級プラス | 音読(約55語)/文章に関する質問/3コマのイラストの展開説明/身近な社会的話題などへの意見(2問) | 約7分 | 427 |
| 2級 | 音読(約60語)/文章に関する質問/3コマのイラストの展開説明/社会的話題などへの意見(2問) | 約7分 | 460 |
| 準1級 | 日常会話/4コマのナレーション(2分)/イラスト・トピックに関連する質問/社会性のある質問 | 約8分 | 512 |
| 1級 | 日常会話/5つのトピックから1つを選んでスピーチ(2分)/スピーチやトピックに関連する質疑応答 | 約10分 | 602 |
- 「過去問・試験内容」(各級の出題形式・面接時間)
- 「英検®CSEスコアとは」(各級の二次試験合格基準スコア)
級が上がるにつれて、身近な事柄の説明だけでなく、自分の意見を理由とともに論理的に伝える力が求められます。
また、二次試験の合否はスピーキングのCSEスコアで判定されます。CSEスコアは素点の単純な合計ではないため、何問正解すれば合格できるかを一概に判断することはできません。
そのため、合格基準だけにとらわれず、受験する級の出題形式を理解し、音読や質問への回答など、各問題に応じた対策を行うことが大切です。
入室から退室までの試験の流れ
英検®の二次試験では、入室から退室までの流れが決められています。
ここでは、3級・準2級・準2級プラス・2級を例に、一般的な流れを紹介します。
面接の流れを事前に知っておくことで、本番でも落ち着いて行動しやすくなります。
- ① 入室・面接カードの提出係員の指示に従って面接室に入ります。ドアをノックし、面接官の指示を聞いてから入室しましょう。入室したら面接官に面接カードを渡します。その後、面接官の指示に従って着席します。
- ② 氏名・受験級の確認と問題カードの受け取り面接官から氏名と受験級の確認があり、簡単な挨拶を交わします。その後、英文とイラストが印刷された問題カードを受け取ります。
- ③ 問題カードの黙読・音読面接官の指示に従い、問題カードの英文を20秒間黙読します。その後、タイトルから声に出して読みます。
- ④ 質問への回答英文の内容やイラストについての質問に英語で答えます。その後、自分自身の経験や意見についての質問にも回答します。
- ⑤ 問題カードの返却・退室すべての質問が終わったら、面接官に問題カードを返却します。最後に挨拶をして退室し、速やかに会場を出ます。
※上記は3級・準2級・準2級プラス・2級の基本的な流れです。準1級では音読の代わりにナレーション、1級ではスピーチが行われるなど、級によって試験内容が異なります。
試験当日の様子を詳しく知りたい方は、公益財団法人 日本英語検定協会のウェブサイトの「バーチャル二次試験」も参考にしてください。
持ち物や服装、会場到着から面接室までの流れ、面接官とのやり取りの例は「英検®二次試験当日の流れ|入室から退室まで・持ち物・注意点」で詳しく解説しています。
二次試験の評価で意識したい3つのポイント
英検®二次試験では、回答内容や発音、語彙、文法、情報量、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢などが評価されます。
特に意識したいのが、次の3つのポイントです。
| ポイント | 意識したいこと |
|---|---|
| 音読・発音 | 聞き取りやすい発音と自然なスピードで、英文を正確に読む |
| Q&A(質疑応答) | 質問を正しく理解し、自分の考えや理由をわかりやすく伝える |
| アティチュード | 黙り込まず、積極的に英語でコミュニケーションを取る |
※音読は3級〜2級で実施され、準1級ではナレーション、1級ではスピーチが出題されます。また、アティチュードは3級〜準1級の評価観点に含まれます。
それぞれの評価ポイントを理解することで、自分の苦手分野を把握し、効率的に面接対策を進められます。
2. 効果的な二次試験の対策法
英検®二次試験に向けては、問題集を読むだけでなく、実際に英語を話す練習を重ねることが大切です。
ここでは、面接対策に取り入れたい4つの勉強法を紹介します。
① 過去問・サンプル問題で出題形式を把握する
まずは、受験する級の過去問やサンプル問題を確認しましょう。
実際の問題に取り組むことで、音読、イラスト描写、意見を述べる問題など、自分の苦手分野を把握できます。
公益財団法人 日本英語検定協会のウェブサイトでは、各級の試験内容や二次試験のサンプル問題を確認できます。
参考:公益財団法人 日本英語検定協会のウェブサイト「過去問・試験内容」
② 音読・イラスト描写を練習する
3級から2級を受験する場合は、英文の音読練習を取り入れましょう。
模範音声を聞いて発音やリズムを確認し、自分の声を録音して聞き返すと、改善点を見つけやすくなります。
また、イラスト描写では、人物の行動や状況を短い英文で説明する練習が効果的です。
準1級では4コマのイラストを使ったナレーション、1級では2分間のスピーチを時間内にまとめる練習も行いましょう。
③ 質問に答える英語の表現を覚える
二次試験では、面接官から質問された際に、自分の考えを英語で伝える必要があります。
そのため、回答するときによく使う表現を覚えておくと便利です。
| 英語表現 | 日本語の意味 |
|---|---|
| I think ... | 私は〜と思います |
| I agree because ... | 私は賛成です。なぜなら〜 |
| I don't think so. | 私はそう思いません |
| For example, ... | 例えば〜 |
| One reason is ... | 理由の一つは〜 |
| In my opinion, ... | 私の意見では〜 |
こうした表現を使うことで、自分の意見を整理しながら答えやすくなります。
ただし、フレーズを丸暗記するだけでは、初めて聞く質問に対応できないこともあります。
さまざまなテーマを使い、自分で英文を組み立てる練習をしておきましょう。
④ 本番を想定した模擬面接を繰り返す
二次試験の対策で特におすすめなのが、模擬面接です。
学校や塾の先生、英語を話せる家族などに面接官役をお願いし、本番と同じ流れで練習してみましょう。
模擬面接では、次のような点を確認すると効果的です。
- 質問を正しく理解し、適切に答えられているか
- 自分の意見に理由や説明を加えられているか
- 聞き取りやすい声とスピードで話せているか
- 途中で黙り込んでしまっていないか
一人で対策する場合は、質問音声を聞いて答えたり、自分の回答を録音したりする方法もあります。中でも、AIを活用した面接練習がおすすめです。
3. 英検®の面接でよくある失敗と対処法
英検®二次試験では、英語力があっても、緊張や準備不足によって思うように答えられないことがあります。
ここでは、面接でよくある失敗と、その対策を紹介します。
① 質問が聞き取れず、黙り込んでしまう
面接官の質問が聞き取れないと、何も答えられずに黙ってしまうことがあります。
質問が聞き取れなかった場合や分からなかった場合は、黙り込まずに次のような表現で聞き返しましょう。
- Pardon?(何とおっしゃいましたか?)
- Could you say that again? (もう一度言っていただけますか?)
- Could you repeat the question?(質問を繰り返していただけますか?)
公益財団法人 日本英語検定協会のウェブサイトでは、自然な流れの中で行われた聞き返しは減点対象にならないと説明されています。
ただし、不自然な聞き返しや、何度も繰り返す聞き返しは減点対象になる場合があるため、注意しましょう。
② Yes・Noだけで回答を終えてしまう
自分の意見を尋ねられた際に、「Yes.」「No.」だけで終わってしまうのも、よくある失敗の一つです。
特に準2級以上では、結論だけでなく、理由や説明を付け加える練習が重要です。
例えば、次の質問を考えてみましょう。
(英語を勉強するのは好きですか?)
Yes, I do.
Yes, I do. I like studying English because I want to travel abroad.
(はい、好きです。海外旅行に行きたいので、英語を勉強するのが好きです。)
このように、理由を加えることで、自分の考えをより具体的に伝えられます。
ただし、すべての質問で長く答えればよいわけではありません。質問で求められている内容に合わせて、必要な情報を伝えることが大切です。
③ 難しい英語を使おうとして言葉に詰まる
面接でよい評価を得ようと、難しい単語や文法を使おうとする人もいるでしょう。
しかし、慣れていない表現を無理に使おうとすると、回答が途中で止まってしまう場合があります。
英検®の二次試験では、質問の意図に合った内容を伝えることが重要です。
まずは、自分が使い慣れている単語や文法で、「言いたいこと」よりも「英語で言えること」で答えることを意識しましょう。
簡単な英語でも、考えや理由を明確に伝えることはできます。
④ 質問の内容と違うことを答えてしまう
面接では、緊張から質問を最後まで聞かずに答えてしまうこともあります。
例えば、Whyで始まる質問に対して理由を説明しなかったり、How manyで始まる質問に数を答えなかったりするケースです。
質問が始まったら、まず疑問詞に注意しましょう。
特に、What、Why、How、Where、Whenなどを意識することで、何を聞かれているのか理解しやすくなります。
⑤ 緊張して声が小さくなってしまう
面接では、緊張によって声が小さくなったり、話すスピードが速くなったりすることがあります。
しかし、声が小さいと、面接官に回答が伝わりにくくなる場合があります。
普段から相手に聞こえる声量や自然な話すスピードを意識して練習しましょう。
また、一つの質問で間違えてしまっても、必要以上に気にすることはありません。
すべての質問に完璧に答えようとするのではなく、最後まで落ち着いて受け答えすることが大切です。
4. まとめ|英検®二次試験の対策は面接の流れを理解し、繰り返し練習しよう
この記事では、英検®二次試験の基本情報や各級の出題内容、効果的な対策方法、面接でよくある失敗について解説しました。
英検®の二次試験は級によって出題内容が異なるため、自分が受験する級に合った対策が重要です。面接の流れや評価ポイントを理解し、実際に英語を話す練習を重ねることが、合格への近道となります。
面接までの時間を計画的に使い、自信を持って二次試験に臨みましょう。